夜じゃなかったのかもしれませんが、まぁ「夜逃げ」です。
今だから笑って話せますが、これからどうなるのか全く分からなくて、途方にくれました。
第1報は不動産業者から
ある日の夕方、いつもはメールでやり取りしている不動産業者から電話がかかってきました。
「入居者がいなくなりました」
入居者と連絡が取れなくなってから、連絡保証人の母親とは家賃の支払いについてやり取りをしていたのですが、当の本人とは母親を介して情報は入ってきていました、
しかし、そうこうして2、3週間後、突如、入居者は姿を消します。
現場へ急行!
びっくりして1Rマンションへ向かいました。不動産業者と待ち合わせて部屋の中へ入ると。。。
粗大ごみを残して、もぬけの殻になっていました。
落ち着いて部屋の中をいろいろ見てみると、
- 室内の木製ドアが蹴られて(?)穴ができてた
- トイレの床が信じられないほどの汚さ
- フローリングの床がぼこぼこ(土足で生活?)
- 壁が穴があいてたり、どうしようもなく汚く汚れていた
でした。当時の写真です。
写真の撮り方が悪くて写っていないのですが、たぶん蹴ったのでしょう、穴があいてます。
ダンサーだけじゃなくて、歌手にもなろうとしたんでしょうか。
壊れていなければ、1m×1m×高さ2mくらいの遮音ルームの残骸です。
どうやったらこんなになるのか、想像もしたくないですが。
それから、ゴルフボールのディンプルのように全面がボコボコなったフローリング。ヒールを履いたまま踊ってたんですかね。
壁にも穴があいてました。傷じゃなくて、穴です。
夜逃げであることの確証
入居者と連絡が取れなくなってから、連帯保証人の母親とのやり取りが主となりました。
入居者である娘が、夜逃げしたことの確証は母親からの情報です。しかし、それよりも前から夜逃げしているんじゃないか、という疑いは不動産業者は持ってたそうなんです。
母親からの情報を聞きつけて、所有者である私に連絡をしてきたのでした。
部屋に入る前に、母親に立ち会うよう依頼しましたが、遠方なので行けないのですべて任せると言ってきました。
部屋に入るとき
何も用がないのに部屋に入って入居者がいたら、オーナーとは言えども不法侵入だと言われかねません。
今回のケースでは、入居者の連帯保証人である母親から、すでに娘は部屋を出て違う場所に逃げていることを確認したうえで、入室しています。
一般的には、入居者の安否確認のケースが多いのではないかと思います。最近は孤独死とか多いですからね。その場合は、
- 安否確認を依頼してきた人の身元確認
- 警察への立ち合い依頼
が必要です。
今日のまとめ
入居者や保証人とはいつでも連絡が取れるように管理しておくことが大事です。
あくまでも他人の部屋であることを意識して、確認事項を確実に実施してから部屋に入りましょう。
[…] 親との連絡を取りつつ2~3週間が過ぎて、事件が起きます。続きは17日目で。 […]
[…] 17日目で部屋に突入し、現状を把握しました。見るも無残な室内に唖然としつつも、次なる手立てを考えなければなりません。 […]
[…] 17日目の室内の状況を踏まえて、復旧作業に入りました。次の借り手を見つけるためには、できるだけ早い回復が必要です。 […]