不動産投資(1R編) 不動産投資(雑居ビル編)

2021年の不動産業界展望! (73日目)

投稿日:2021年1月1日 更新日:

今日は2021年元旦です。
新年あけましておめでとうございます。

業界展望なんて、大仰なタイトルをつけてしまいましたが、私は建設業界に身を置くサラリーマンです。

目や肌から感じている建設業界の今の状況を踏まえつつ、投資という観点からの2021年の不動産業界を率直に予想してみます。

2020年 すでにゼネコンは右肩下がり

東京オリンピックが1年延期になりましたが、2019年でオリンピック関連のゼネコン仕事は終わっています。すると、オリンピック関連の建設ラッシュの終焉を待って着工する民間プロジェクトが始まります。

労務費や鉄骨や鉄筋の材料費の高騰を受注金額の上昇で補い、さらにバブル期以降で高い利益を確保できたゼネコン各社ですが、数百億円という規模の民間プロジェクトは数に限りがあります。

となると、受注するために価格競争が始まります。つまり、利益の共食いです。特にこれといった差別化要素が無いゼネコン各社は、競争となると価格勝負しかないんです。

民間プロジェクトもここにきてコロナ禍で、ホテル建設計画は軒並みストップ。オフィスもテレワークで今後の需要も不透明になりました。唯一、大規模流通倉庫くらいですかね。新築着工が続いています。

2021年以降、ゼネコン各社の業績は右肩下がりになりそうです。

コロナ禍とオフィスビル

半年ほど前に汐留駅近くにある、某大手広告代理店のオフィスビルに立ち寄りました。フランス人建築家が設計して2002年に竣工した自社ビルです。

6000人もの社員が働いていたビルは、今では警備員のチェックを受けて入館する社員もほとんどおらず閑散としていました。

都内各所に点在していた事務所を集約したオフィスに、今ではだれも出社しない現実。しかも、ほぼ全員がオンラインで仕事をし、それが当たり前になりつつある状況を鑑みると、オフィス不要論もあながち無視できません。

一方で、これは私の経験ですが、テレワークを強いられて通勤時間も不要となり仕事がはかどったかというと、答えはNOです。やはり、通勤時間をかけてでもオフィスで執務をするメリットがあるのです。もちろん職種にも依るとは思いますが。

住まいは都心から郊外へ?

テレワークの浸透とともに、都心から郊外に住まいを移すケースが取りざたされました。実際、神奈川県三浦半島などは不動産価格が上昇に転じたエリアもあるらしいです。

マスコミがそういったネタに飛びついて報道していましたが、私の回りで実際に転居した人はいませんね。

不動産仲介業者からも、コロナ禍によって引越しの延期はあったものの、郊外への転居が顕著に表れている印象は受けていないとのこと。

2021年の不動産業界の動き

2021年とはしていますが、ここ2~3年の動向として、

  1. オフィスの建設スピードは遅くなる。
    昨今の大型オフィス建設の波は一巡済み。今後は中小規模のオフィス建設や建て替えがある程度は進む可能性がある。
    とはいっても、これも全体の現存オフィス数から比べればごく一部。
  2. 郊外へ転出する会社や個人は限定的である。
    やっぱり都心のオフィスや住居が便利。テレワークではカバーできない付加価値がある。単身者の都心志向は変わらない。

と考えています。

ただし、不動産価格や賃料は徐々に下降線をたどるのではないかと予想しています。一部の転出による空室率の上昇と激化する受注競争によって、新築の建設コストが低下し、それにともなって中古物件も下がってくるという予想です。

建設業界内にいるので、どうしても業界内からの視点で考えてしまいますが、皆さんはどのように考えますか?

-不動産投資(1R編), 不動産投資(雑居ビル編)
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

収益性のシミュレーション

40日目 IRRシミュレーション その①

39日目にキャッシュフロー予測を立てて、IRR(内部収益率)を計算しました。 今日は、そのキャッシュフローを立てたパラメーターを変化させて、購入後の収益率改善の方法を探っていきます。シミュレーションで …

day24 少額訴訟の準備

24日目 夜逃げされる!!! その⑧ 少額訴訟とは?

少額訴訟の特徴を解説します。ただし、将来、法改正などがあって内容が変わるかもしれません。最新の情報は法務省のホームページなどを参照してください。 少額訴訟とは 60万円以下の請求をする場合に限って利用 …

火災被害

48日目 電力復旧はいつになる?

停電が続いていました。さらに、管理会社からのいい加減な情報に振り回されていました。テナントさんも所有者である私もいら立ちが強くなっていきました。 東京消防庁 東京電力 の方々が調査中です。 電力復旧ま …

キャッシュフロー

39日目 キャッシュフロー

毎月の想定賃料が確認できたら、想定キャッシュフローを組み立てます。 36日目と37日目の繰り返しになりますが、 □ 収入の部 賃料収入    36万円/月 □ 支出の部 物件価格     2080万円 …

資金調達

37日目 資金調達

資金調達方法にはいろいろありますね 実質利回り、現地確認も終えて、購入に向けて次のステップに入ります。 事業計画ともいえるのですが、キャッシュフローの見込みを立ててより詳しく収益計算を行います。 今回 …