不動産投資(雑居ビル編)

46日目 火災発生!!!!!

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まさか、まさかです!
所有しているビルで火事が発生しました。

ボヤとかのレベルじゃないんです。正真正銘の火事。

出火は屋外避難階段の1階部分でした。

焚火は癒しを、火事は不幸をもたらします。同じ”燃焼”でも雲泥の差です。

火事は深夜に発生しました。

ある日曜日、管理会社の設備担当者からの不在着信に気がついたのは、ちょうどお昼くらいでした。着信は朝の10時過ぎころ。

こちらから電話することはあっても、折り返しの電話の反応も薄い担当者から、しかも日曜日の午前中に電話がかかってくるなんて、まずありえませんでした。

不審に思い電話してみると。。。
「深夜に非常階段で火災が発生しました。火事は収まっていますが、大変なことになっています!」
が第一声でした。
「共用部に設置している東京電力の変電設備が爆発して、周辺一帯も停電中で、今、消防と警察が調査中です!」

絶句しました。まさか、所有しているビルで火災が起きるなんて、まったく思いもよらない電話でした。

しかも、非常階段です。本来なら火災が起きたときに屋内にいる人が逃げるための通路となるところで火事だなんて!
火が出たということは、燃えるものがあったということです。非常階段ですから、万が一の火災発生に備えて避難がスムーズにできるようにしておかなければなりません。ましてや可燃物があるなんて論外です。

電話を受けたときは、こんな冷静な分析なんてできませんから、現地の混乱ぶりを想像するくらいでした。

不幸中の幸いだったのは、ケガ人が出なかったことです。

それから、区分所有している階の屋内には炎は侵入しなかったので、設備を除く被害は建物の外側だけのようだ、との報告でした。

慌てて、現地に向かいました。電車での移動中、思いを巡らしていたのはテナントさんがどうなってしまうのか、ということでした。2社のテナントさんには、できるだけ長期にわたって入居して欲しいと思っていたので、老朽化したエアコンも半年前に更新したばかりでした。

一番のポイントは、電気の復旧だろうなぁ、とは想像していましたが、これが後々とんでもない事態になります。

停電になると

東日本大震災を経験していますから、停電するとどうなるか現場に行かなくても何となくイメージできます。

  • エレベーターが動かない = 階段で上り下り
  • 水が使えない = トイレも使えない
  • 照明、パソコンが使えない = テナントさんの業務がストップ

普通に考えても、即刻解約・退去されてもおおかしくありません。

テナントさんが2社とも退去となったら、キャッシュフローは大赤字です。毎月の支払項目が頭をよぎります。。。

  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 土地の賃料
  • ローン返済
  • 税金

もう一つの1Rマンションの収益では、これらの半分も補填できません。ただし、その不足額は給与で何とかカバーできる金額ではありました。

ただし、火事を起こしたビルということもあるので、次の入居者が決まるまでに相当長い期間が必要となったら、、と考えると気がめいります。

とにかく、電気を一日でも早く復旧しなければならない! 現場の状況をいろいろイメージしながら現地に急ぎました。

今日のまとめ

”まとめ”どころではなかったのですが、火災が発生した日を振り返ってみると、伝え聞いた情報ではなく現地に行って、自分の目で確認しなければ!という意識が強かったことが一番印象に残っています。
45日目までの他人任せで、投資案件の運営に消極的な当時の意識が、がらっと一転した日でした。

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  1. […] 時間が後先になってしまいましたが、火事になる半年前にエアコンの更新を行っています。建物が完成して30年以上も使われてきており、さすがにくたびれていたのですが、なかなかの […]

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