知識が足りないので、インターネットで調べても情報がありすぎます。そこでまずは本を読んでみることにしました。書店で選んだ本は、
でした。「○○するだけでよい」的な単純さに初心者は惹かれるものです。私もそうでした。著者は株式会社日本財託社長の重吉勉氏。
年金だけでは不安な老後に備えるために、1Rマンションを都内に3戸所有することを説いています。
初心者を対象にしていますから、リスクをできるだけ回避して失敗しにくい投資スタイルを提唱しています。
誰しもお金をどぶに捨てたくないので、堅実かつ着実に収益を得る。これが大事ですし、不動産投資の初心者にとっては「失敗しにくい」とされる方法に乗っかって、まずはやってみることもある意味正解だと思います。
内容のポイントは、
- 東京都内の中古1Rマンションを狙え。
- 繰り上げ返済で借入比率を下げるべし。
- 家賃収入を元手に次の物件を購入せよ。
- 不動産投資の目的は節税にあらず。
です。興味がわいたら読んでみてください。
日本財託では、頻繁に不動産セミナーを開催しています。
不動産のセミナーとか行くと、売りつけられるのではないか?とか不安になりましたが、もちろんそんなことはありません。先ほどご紹介しました本の内容そのままに重吉社長の講演でした。
日本財託は、中古マンション販売の仲介と購入後の管理を事業としているので、ポイントには触れていませんが管理会社についてもいろいろと書かれています。
不動産価格が上昇してしまった現在の状況は分かりませんが、2011年当時はセミナーは大盛況でした。参加していた多くは60代前後の方々で、私のような40代前半はちらほら見かける程度でした。
続いて読んだのは、
でした。選んだ理由は、副題で「不況に強いワンルーム経営入門」となってたことと、ページをペラペラめくってみたら、数値やグラフなど理論的な解説がわかりやすく説明されていたからです。
やはりリスクをいかに減らすかを主眼とはしていますが、先ほどの「東京の中古・・・」と比較するとぐっとレベルが上がります。とは言っても、初心者向けの本です。
また、不動産投資の本ではありますが、人生設計におけるマネープランという観点から書かれており、不動産投資の前提となるお金についての考え方も参考になります。
この本の不動産投資に関するポイントは、
- お金に働いてもらう。不動産投資はレバレッジ効果が高い。
- 金融商品の上げ下げとは連動しない不動産賃貸収入は、リスク分散となる。
- 投資ではなく経営である。キャピタルゲインではなくインカムゲインの経営。
- ターゲットは1R。
です。やはり1Rなんですよね。
部屋面積が2倍になると物件価格は2倍以上になることがあるのに賃料は2倍にならない。しかも、賃料は高くなるから簡単に埋まらないということもあります。
それから、インカムゲイン経営で。重吉社長の本でも触れていますが、節税目的で不動産投資はするな、ということです。これは私の投資スタイルでの大事なポイントとして今でも心に留めています。
この本には、他に物件選びのコツや入居者対応にも触れていて、不動産投資から運営に至るまでの一連をざっと勉強できました。
投資スタイルには、いろいろあります。
- 賃貸収入のインカムゲイン。
- 不動産事業で損失を出して給与の所得税還付を狙う。
- 不動産の値上がり益を狙う、キャピタルゲイン。
今日のまとめ
目的によって、不動産投資のスタイルも異なります。みなさんのマネープランにあった不動産投資を見つけてください。