不動産投資(1R編) 不動産投資(収益計算)

10日目 収益計算をしてみる(キャッシュフロー予測)その③

投稿日:2020年2月29日 更新日:

キャッシュフローの計算

支出と収入がそろいました。さっそく、キャッシュフロー予測を作成してみましょう。

毎月の収支でキャッシュフロー予測を立てる

1年ごとの収支でもキャッシュフロー予測はできますが、私は月ベースで計算することをお勧めします。やっぱり家賃って月単位で入ってくるものですから、イメージしやすいです。

私が作ったエクセルシートです。このシートで気になる物件があったら収支計算をしました。

参考に購入した物件で説明します。

計算条件

計算条件です。イニシャルコスト、ランニングコスト、出入金などですね。

物件の将来の売却額が年率1%で下落するものとして計算しています。また家賃も毎年0.5%下がることを想定しています。

入居者は3年ごとに入れ替わって、その都度少額のリフォームを行います。この物件を購入した時はすでに入居者がいて、オーナーチェンジでした。

今回はローンなしで購入しました。これについては、あとで説明します。

毎月の入出金

1ヶ月目は、購入月となります。単月収支には物件コストや購入時の諸費用は含めていません。敷金は前のオーナーから引き継ぎましたので家賃収入が倍になっています。この敷金は退去時に清掃費用を差し引いて返却します(賃貸契約の条件でした)。

毎月のキャッシュフロー予測

売却想定額は、年率1%の下落を見越した金額です。
売却費用は、不動産手数料などです。

1ヶ月目は購入金額と諸経費の合計がキャッシュアウトしたので、大きくマイナスになっています。

購入してから何年間所有するかによってもキャッシュフローが変わります。したがって、15年、20年、25年、30年のバリエーションで作成しています。

7か月目でマイナスになっているのは、不動産取得税の支払いです。この不動産取得税には注意が必要です。購入して数か月後に支払い通知が届きます。すっかり忘れてしまってびっくりなんてことになりがちです。

続いて、キャッシュフローの総額やIRR(内部収益率)の計算に進みます。

今日のまとめ
毎月のお金の出入りを整理して、確実なキャッシュフロー予測を立てましょう。

-不動産投資(1R編), 不動産投資(収益計算)
-, , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

借入期間

43日目 IRRシミュレーション その④

今日は、借入期間(返済期間)をパラメーターにしてIRRの変化を検証しましょう。 借入額と金利が同一の場合、借入期間が長い方が毎月の返済額は下がります。その分、毎月の返済に含まれる元本の割合が減り、金利 …

利回り

13日目 収益計算をしてみる(分析:実質利回り)その⑥

堅実な計算仮定のシミュレーションが大事です。 昨日に引き続きキャッシュフロー予測からの分析です。 頭金なし(全額借入)で分析を進めてみましょう。全額借入の場合、単月の収支は返済金額が大きくなるのでマイ …

訴状の添付資料

26日目 夜逃げされる!!! その⑩ 訴状の添付資料

こんなに厚い資料にはなりません。スピーディーかつ短期間で判決がでる制度ですから。 準備した添付資料 添付資料は、以下となります。もちろん、すべて写しです。 甲1   現状回復費用、日割家賃の明細書   …

day15

15日目 オーナーチェンジ

おしゃれな賃貸、いつかは持ちたいですね 14日目で、契約の内容をお伝えしました。 「オーナーチェンジの場合は、入居者の情報も重要です。家賃の滞納の有無や賃貸契約の内容も確認しましょう。」と書きました。 …

day36

36日目 想定表面利回り21.8%!?

記事との関連性はありません!(笑) 現地確認をするということは、購入の意欲が高まっているということです。その理由は、ずばり利回りがすこぶる良いということですね。 想定表面利回り21.8%? 不動産業者 …