今回は、私のコレクションの中で一番の高額商品である、武井バーナーの「パープルストーブ 501A」を紹介します。
キャンプを始めて1年も経たないうちに、武井バーナーに巡り合ってしまいました。最初は高いので手が出ないなぁ、、と感じていたのですが結局手に入れてしまいました。(笑)
暖房器具が欲しい
山のふもとにあるキャンプ場によく行くのですが、10月も後半にもなると夜はさすがに冷え込みます。
焚火も暖かいのですが、いかんせん外ですから背中からの冷えが厳しく感じます。もう中年ですしね。
そこで暖房器具が欲しくなって、いろいろ探していたところに出会ったのが武井バーナーのパープルストーブです。
武井バーナー パープルストーブ501A
本来、私のキャンプスタイルは公共交通機関を使うものです。しかし、ただでさえ寒い時期のキャンプは荷物が増えるのに、暖房器具となると歩きでキャンプ場にアプローチするのは難しい状況になっていました。
ということで、車を使う前提で暖房器具を探し始めました。
購入を検討した暖房器具たちは最後に紹介するとして、このパープルストーブについて説明します。
武井バーナー
製造メーカー名です。詳しくは、武井バーナー製造株式会社を参照ください。
製品は、ストーブの小さい方から
- 101 ¥35,000 (101C ¥40,000)
- 301 ¥47,000 (301A ¥56,000)
- 501 ¥67,000 (501A ¥78,000)
の3種類となっています。(ヒーターとのセット品番) 値段は税別 2020年5月2日現在
ネットでいろいろ調べると、
- 点火時に大炎上をおこす
- 燃料は灯油
- 燃焼時にそれなりの音がでる
- とても暖かい
- すごい火力(熱量)
- すごい人気で納品待ち
- 301と501が売れ筋
- 故障すると武井バーナー製造で修理対応。ただし、時間がかなりかかる。
といったことがわかってきました。
301A と 501A
車を使ってのキャンプを想定したとしても、やはり小型軽量には拘りたいところです。
ということで、301Aの購入でほぼ決まりました。
301Aのスペックは、 武井バーナー製造のHPから、
- 燃料 1.2L
- 重さ 1.8kg
- 寸法 160×330mm
- 連続燃焼時間 約4時間
となっています。連続燃焼時間の4時間が気になりましたが、燃料タンクも必要になるわけですし問題ないとの判断でした。
amazonで探してみましたが、売っていません。中古品がとんでもない価格で出品されているだけです。(2020年5月2日では、164,000でした!)
新品の購入は、武井バーナー製造に直接オーダーもできます。(電話かFAX!)
キャンプ仲間に聞いたところ、埼玉県三郷市にあるiLbf(I Love the BoneFire.)で販売しているとの情報を聞きつけました。
早速電話してみると、501Aが1つだけ在庫されているとのこと。ネット販売もしていますが、これは現物を確認して購入するしかありません。
片道2時間かけて電車でiLbfへ。遠い道のりでしたがお店で購入して大変良かったことがありました。
501A 購入
301Aが欲しかったのですが、いつ納品になるかはわからないというではないですか。
501Aのスペックは、
- 燃料 2.8L
- 重さ 2.5kg
- 寸法 190×370mm
- 連続燃焼時間 約8時間
となります。連続燃焼時間は倍の約8時間。こんなに連続で使うことってあるのかわかりませんが、まぁ大は小を兼ねると自分に言い聞かせて。
問題は、大きく跳ね上がる値段です。差額は¥22,000(税別)にもなります。
片道2時間もかけて来たということが私の背中を押して、購入に至りました。初めから501Aを買うことになっていたんですけどね。結局は。(笑)
点火講習 (iLbfにて)
お店で買って良かったこと。これは、点火と取り扱いの講習を受けられたことです。お店ではネット販売もしていますが、繊細な取り扱いが求められるパープルストーブには、説明書やYouTubeだけではハードルが高いと思います。
商品構成
手前の左側から、
- 標準の加圧ポンプ
- 五徳(3本)
- 調整ハンドル
- 燃料注入用の漏斗
- 五徳使用時の風よけ
となります。五徳セット時は、
このような構成になります。
調理をする場合、ヒーターの上に鍋などを直接載せたくなりますが、絶対にやっちゃダメです。壊れます。
一工夫のご紹介
ネットでも紹介されていることと重なる部分もありますが、私の使い方を紹介します。
加圧ポンプは空気入れで
パープルストーブは、タンク内の圧力を高めて灯油を押し出し、バーナーの熱で気化させたのち燃焼させています。
そのため、着火前にタンク内に空気を入れて加圧することが必要です。標準で小さいポンプが付いているのですが、これが大変。なかなか狙った圧力まで上りません。そこで、自転車用の空気入れを接続して使います。これはパープルストーブを持っている方は皆さんされていることだと思います。
標準のポンプの代わりに取り付けるオプションの接続器具には逆止弁が付いています。
予熱はアルコール燃料で
燃焼時は灯油をバーナーの熱で揮発させてガス化してから燃焼させています。着火時は逆にバーナーを加熱して灯油を気化させる必要があります。
パープルバーナーには、タンクの灯油を燃焼させてバーナー本体を加熱する予熱器が付いています。しかし、灯油を使って予熱すると、煤が出るし本体が油まみれになってとても汚くなります。
そこで、アルコール燃料を使って加熱して着火しています。
実際は、風防が付いているので、そのままですとアルコール燃料をプレヒート皿にボトルから直接注ぐのは難しいのですが、注射器にシリコンチューブを接続して注いでいます。
プレヒートから着火までは、多くの方がコメントしていますがプレヒートの不足によって大炎上を起こします。ビックリするほどの火柱になりますし、気化が不十分となって液体の灯油が燃焼皿に溜まりますので、これが燃え尽きるまで炎上が続きます。
点火はなかなか一筋縄ではいかないので、何度か練習してからキャンプ場に持ち込むことをお勧めします。
購入検討したストーブたち
- 武井バーナー パープルストーブ501A
- 武井バーナー パープルストーブ301A
- スノーピーク グローストーブKH-100BK
- スノーピーク タクード KH-002BK
- アラジン ガスストーブ
タクードが実用的には一番良かったのかもしれませんが、手間がかかる分だけ楽しめる道具でもあるのがパープルストーブです。長く使っていきたいですね。
燃料タンク
ちなみに灯油タンクは、エトスデザイン(ETHOS Design) RED CAMEL ガソリン携行缶 5.0リットル FS-5.0を使っています。
形がかわいくて、気に入っています。ETHOSには、同じシリーズで1.0L、2.5Lの容量のタンクもあります。
収納・運搬ケース
私は、iLbfで進められるままに運搬用のバックを購入してしまいました。実は、501A専用のケース(oxtos(オクトス) 帆布ストーブケース #3)が売られているのを見つけてしまい、後悔しています。
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